デイケア利用しているからって大丈夫⁈

~自宅生活を見直すことでデイケア利用の質も上がる~

利用者様の状態

  • 年齢・性別:70歳代・女性
  • 病名:うつ病 軽度認知症 恥坐骨骨折 脳梗塞
  • 介護度:要介護1
相談内容
  • 病院から退院後、デイケアを利用する。
  • 周囲の利用者との会話も弾み、笑顔も多い。
  • しかし、一日中自宅で過ごした翌日のデイケア利用時に、不安・不穏症状が出現し、表情も乏しく、何事にも「わからない」と不安を表すようになった。
  • 自宅生活でやりがいを見つけ精神面を安定させること・自宅での活動量向上を図ることを目的に訪問リハビリを開始した。

リハ介入の効果

  • 自宅での生活動作を確認し、自身で出来ている事に対して、自覚できるように促した。
  • また、自宅・デイケア内での役割を模索した。

 

      【具体的には以下の項目を実施した】

  1. 玄関の施錠が自立できるように、手順を一緒に確認した。
  2. デイケアで他の利用者が使うコップカバーを作成することになった。
  3. 階段に手すりを設置、階段昇降を実施した。
  4. 畑仕事が出来る様、庭を整地した。

                            ↓

  • デイケア利用時の施錠管理が自立した。
  • コップカバー作成について「みなさんのお役に立ててうれしい」と作成量が増加する。
  • 不安、不穏症状が改善した
  • 階段昇降が自立し、自宅2階への移動も可能になった。
  • 畑を起こし、うねを作り、苗を植えるなど畑仕事を再開した。水やり草取りなどの手入れも習慣になった。
  • 畑仕事の豆知識や次の計画を楽しそうに話すようになった。