退院後閉じこもった生活により

排尿・排便に影響が出た利用者

~病前していた趣味活動再開向けてのリハビリ介入~

利用者様の状態

 

  • 年齢・性別:80歳代・男性
  • 病名:化膿性脊髄炎  脊髄損傷

 

相談内容

 

  • 病前は物作りなどを積極的に行う利用者であった。
  • 病院からの退院した後は、デイケアと訪問リハビリを利用する。
  • 訪問リハビリでは家屋内での安全な歩行の獲得を目的に介入していた。
  • しかし、退院後の生活は、病前に比べ活動範囲が狭くなったことで、ストレスが強くなり、排尿・排便に影響が出てきた。
  • そのため、当初の目的(歩行の獲得)から活動範囲の拡大に目的を変更し、訪問リハビリを介入した。

リハ介入の効果

 

  • 退院直後の訓練内容としては、歩行獲得に対する訓練と自主訓練指導を中心にリハビリ介入をしていた。
  • 屋内歩行は四点歩行器で安全に行うことが可能になったが、より活動範囲を広げるために歩行補助具の変更を行った。
  • それにより、病前使用していた作業場(屋外)までの歩行も安全に行えるようになった。
  • また、家族と一緒に自宅周囲の散歩もできるようになった。
  • 活動性の高い病前の生活に近づけたことでストレスが軽減し、排尿・排便の失敗もなくなった。

 

 活動・参加に対するリハビリの効果

 

  • 病前からの趣味活動(作業場での活動)に対してリハビリ介入し、趣味活動を再開することができた。
  • 散歩することにより屋外で出かける機会が増えた。