利用者様の状態
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- 性別・年齢:女性・70歳代
- 介護度:要介護3
- 疾病:左変形性膝関節症
- (全人工膝関節置換術後)
左股関節全人工股関節置換術
(H20年ごろ)
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相談内容
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マンションの4階に在住しているが、エレベーターは設置されていない。
- 外出する際は、介護者がおんぶして階段を上り下りしていたため、徐々に外出機会が減少している。
- 本人は、デイサービスに行くことをいつも楽しみにしている。
- 階段の上り下りが出来るよう訪問リハビリに依頼があった。
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リハ介入の効果
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- 自宅内は四点フレーム(歩行器)で何とか移動が可能あったが、階段での使用は困難であり、動作方法や歩行補助具の検討が必要であった。
- 階段に手すりを設置することが困難であったため、片手で段の転倒防止策につかまり、もう一方の手には四点杖使用することを提案し、練習を開始した。階段の上り下りの練習に合わせ、左膝に対するリハビリも実施した。
- それにより、膝の痛みは軽減し、階段の上り下りが可能になった。
- 痛みが軽減したことで、活動に対する不安も軽減し、リハビリに対しても積極的に継続している。
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まとめ
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- 宅環境を変更することが困難であっても、的確な動作方法の提案や練習をするとともに、動作の獲得を目的とした身体に対するリハビリを取り入れることで、利用者の活動範囲を広げることが出来る。
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